主体性とは

主体性を考える

経営者・経営幹部・人事責任者のみなさま
あなたの考える”主体性”とはどのようなものでしょうか?そして、どのようにヒトや組織の主体性を育んだら良いのでしょうか?

あなたが、あなたの組織で働く社員に対して「もっと主体性を持って考えてほしい」「もっと主体的に行動してほしい」「もっと当事者意識を持って仕事に取り組んで欲しい」と、どれだけ言葉を投げかけても10回、20回…、100回、200回…と繰り返し言葉を投げかけても、残念ながらほとんど効果はありません。

なぜなら「どうなったら良いのか?」「何をしたら良いのか?」社員一人ひとりが理解していないからです。

まずは「主体的な状態」とは、どのような状態か。そして、主体的な状態を手に入れるための「具体的なプロセス」は何なのか明確にする必要があります。

まずは“主体性”という言葉の理解を深めましょう。参考として私たちの考える主体性の「定義」や「メリット」「育むプロセス」をご紹介いたします。


主体を定義する

私たちの定義

『ヒトや組織が環境に適応しながら、「自分自身」を「主語」として物事をとらえている状態。また、自らの意思で「やるべきこと」を考え・判断し・率先して行動にうつし、自身の可能性を大きく開花させていく状態』を “主体性をもっている状態” と定義しております。

私たちの定義の補足

自分自身を主語にするとは、さまざまな出来事や物事に対して「日本が・会社が・相手が」と自分以外の誰かを主語にして考え・話すのではなく、「私が」と自分自身を主語にして考え・話すことという意味です。
また、

  1. さまざまな出来事や物事に対して、柔軟性を発揮し自然体でいられる心身をもっていること
  2. 「自主性(言われる前に自ら行動する)」というスタンスだけではなく、「何をやるべきか」という点まで自ら考え・判断していること
  3. 主体的な状態を持ち続けることで、一人の人間として進化成長し続けること

というニュアンスを含んでいます。


主体性を発揮するメリット

主体性があれば何でもできる

私たちは「すべてはヒトや組織の”主体性”次第である」と確信しております。そして、ヒトは必ず「主体性の種」を持っているが、育った環境や状況によって主体性の芽が摘まれてしまっただけだと考えています。さらにその主体性の芽は、いつからでも、何度でも育むことが出来ることを知っています。
主体性を育む価値は非常に高く重要です。経営者に限らず営業・製造・開発・人事・財務など、どの立場の方も共通して言えることです。
一人ひとりの取り組み姿勢によって、その活動の成果は全く異なったものになります。さまざまな出来事からプラスの側面を見つけ、自らの教訓として次に活かす。日常業務をこなすにも、改善や改革をすすめるにも、新たな知識やテクニックを習得したり、後陣に伝えていくにも、さまざまな場面で役立ちます。主体性があれば、あり続ければ「道は必ず切り開ける」ものではないでしょうか。「主体性があれば何でもできる」すでに皆さんがお気づきの通りです。

自分を主語にすることで、本気になれる

主体的な感覚が身に付くと、自然と主語が「自分=私が」になります。その一方で、何かに依存した状態では、主語が「会社が」「上司が」「お客が」「誰かが」となります。どちらが本気になれるのか。言うまでもありません。
主語が自分になると、責任感が増し判断力・行動力が強化されます。つまり、本気で仕事に取り組めるようになります。そうすれば、自ら学びはじめます。主体的に行動する量も増え、質も高まり、成果につながりやすくなります。そして、充実した時間を過ごせるようになります。組織にとっても、お客様にとっても、本気で働く人たちと仕事ができるようになれば、とても喜ばしいことではないでしょうか。
あらゆる活動が良い循環を引き起こすようになります。もちろん御社の教育投資に対する歩留まりも高まり、教育効果もこれまでとは全く異なったものになるでしょう。

ヒトや組織にイノベーションを起こし、業績に貢献する

主体的な人材が増えるとどうなるのか。主体的な自立型・恊働型人材が増えると、組織で取り組んでいるさまざまな活動の量が増え、質も高まります。仕事で起こるさまざまな出来事に、自然と積極的に向き合うようになります。自己責任の意識を持ちながら工夫したり、挑戦するようになり、改善や改革活動を進めていきます。そして、継続的にトレーニングすることで、社員一人ひとりの考え方や行動習慣が変わるため、組織風土(価値観)さえも徐々に変えることが出来ます。このような良い循環が流れるようになると、間違いなく業績が向上します。

個人・組織・お客様という視点でメリットを整理すると

(1)個人に対して

  • 柔軟に物事が受け止められるようになる
  • ストレスが軽減し、ポジティブな発想ができる
  • 1つ上のスタンスで仕事ができる(受身→自立→協働、上司の視点をもって…)
  • 主体性が向上し、成長速度が上がる

(2)組織に対して

  • コミュニケーションが円滑になる
  • 自立型・協働型人材が増えて、業務効率が上がる
  • 日常業務の改善やプロジェクトの進捗が以前より円滑になる
  • メンタルヘルス予防
  • 主体的になり、教育投資の歩留まり・教育効果が高まる

(3)お客様に対して

  • コミュニケーションが円滑になる(クレームが削減、信頼関係の構築、情報の量・質の改善)
  • よりニーズにあった提案ができるようになる
  • よりニーズにあった商品やサービスの提供ができるようになる
  • 自社のファンが増える

などがあげられます


主体性を育むプロセス

まずは「主体性の土台づくり」

まずはじめに「主体性の土台」を強化します。すべての土台・基礎になる部分を育みます。盤石な基礎がなければ、丈夫な家は建てられません。同じように、知識やテクニック系の研修をしたり、強引に業務改善などのプロジェクトを進める前に、主体性の土台(人間力の土台)づくりをします。
経営者をはじめ経営幹部の方はStep0、経営コンサルティングや企業研修をお考えの方はStep1・Step2をおすすめしております。

Step0:イノベーションを考える前に…

「心と身体のバランスを整え、本来持っているポテンシャルを引き出す」
※主体的になるために、エネルギーを消耗しやすいバランスの崩れた状態から、エネルギーを吸収し発揮したくなるバランスの取れた状態に導くプロセスです

Step1:イノベーションの源泉を育むために…

「主体的なヒトや組織に共通する考え方・行動パターンをインストールする」
※「鬼に金棒」という言葉で例えれば、「力強い鬼に育てていく」プロセスです
(鬼に良い・悪いはなく「パワフルでたくましい」というニュアンスでとらえてください)

Step2:イノベーションを促進させるために…

「主体的なヒトや組織を活かすために、武器を手に入れ、武器を磨いていく」
※「鬼に金棒」という言葉で例えれば、「金棒を入手し、使いこなす」プロセスです
(鬼に良い・悪いはなく「パワフルでたくましい」というニュアンスでとらえてください)